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リーマンショックで人生のどん底に、派遣社員を経験してわかった事!

以前記事で書きました、人生どん底を彷徨っていた時の続編です。

 

私が、不動産業の会社を経営し贅沢三昧の生活をしていた頃に、突然襲ってきたリーマンショックで人生のどん底を経験した話です。

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(目次) 

 

リーマンショック後のどん底生活

 

リーマンショック後は、不動産価値・株価が下がり、世の中は大変な時代でした。

 

リーマンショック時の経験談は、下記をご覧になってください。 

www.kawausoreborn.com

 

当時、日銭を稼がねばならないので、夜はトラックに乗って配送のアルバイトをこなしてました。

 

雨が降ろうが、雪が降ろうが、いかなる時でもシフト通りの出勤をしなければいけない責任感というものを学ばせてもらいました。

 

普通に考えれば、ごく当たり前の事なんでしょうが、私のように自営業で誰に指図されるわけでもなく自由に仕事してた人間には学びになりました。

 

トラックの仕事に関しては、基本一人で仕事をこなしていくので、睡眠不足になる位で、そんなに苦では無かったように思います。

 

昼間は、リフォーム業を始めていたので、現場に見積もりなど軽作業をこなしていました。

 

それでも、仕事の無い日は焦りを感じてくるので、空いた時間を派遣サービスに登録して仕事を探しました。

 

単発仕事の派遣社員は人間扱いされない

 

派遣会社のサイトで登録を済ませ、早速仕事探しを開始!

 

今まで、こんな事やったこと無いのでどの仕事がいいのかなどは全くわかりません。

 

私が派遣で仕事をしたのは単発の契約で、色んな仕事を経験しましたが、派遣社員の立ち位置は相当下に見られているように感じました。

 

女性に関しては解りませんが、特に専門的なスキルが無い男性の単発仕事は、肉体労働がメインでした。

 

○飲料を入れるケースの仕分けをする仕事(時給1000円交通費無し)

 

 飲料を入れるケースに貼ってあるシールをはがし、40箇所くらいある場所に種類ごとに並べていく作業と清掃の仕事。

 

派遣先の社員の方が仕事の説明をした後に、20歳くらいのアルバイト小僧が指揮役に、こいつが最悪の小僧でした。

 

入職初めての人間に対して、説明もろくにしないで文句ばかり言ってくる、挙句の果てにはケースを投げてくる始末。

 

来てる派遣の人間は、小僧から見れば全員年上!

私にしてみれば、息子くらいの年の差です。

 

そんな年上の人間に対して、理不尽な対応の仕方はびっくりしましたね。

 

結構でかい倉庫で立派な会社なのかもしれませんが、こんな小僧に仕切らせて社員はサボってるような会社じゃ先行きは暗いような気がしました。

 

 

 派遣社員の単発ハードワークベスト3

 

私が経験した派遣の仕事で、きつかった印象のあるものを3つ紹介します。

 

①パチンコ屋さんの玉抜き作業および積み込み(時給1300円交通費無し)

 

これきつかったですね!

 

閉店したお店のパチンコ玉とコインを抜いて行くのですが、専用のケースを350ケーストラックから降ろして作業スタートです。

 

パチンコ台は、全て撤去されており、台の上と下にレーンが有り玉が流れる仕組みになっている。

 

連なった台の両端にあるホース状のジャバラから玉を抜いてケースに入れていく。

 

1箱30キロ位になる。

 

満タンになったケースを下におろすときも、意外と重くて腰に来る。

 

そんな作業を延々と続けて、全ての玉抜きコイン抜きが完了。

 

外に大型トラック2台が横付けでスタンバイしてます。

 

私を含めて6人で半地下の階から200ケース、中2階から150ケースを搬出です。

 

1人当たり約60ケース×30キロ=1800キロを階段を上り下りしながら運ぶのです。

 

腰にも負担かかるし、握力が無くなってきて、ケースを落としてしまい玉をぶちまけてた人も居ました。

外を行きかう人たちはコートを着てる時期なのに、我々は頭から滝のように流れる汗をかいて頑張ってたのを思い出します。

 

仕事が終わって寒い中を歩いて電車で帰る時も、汗がひかず半袖で乗ってる私を乗客の皆さんから冷ややかな目で見られたのを思い出します。

 

②倉庫内作業仕分け作業(時給1100円交通費420円)

 

倉庫内作業は、特にスキルのない人たちの働く場所です。

 

何度か、同じような倉庫作業に行った事は有りますが、ここの作業内容は地獄でしたね。

 

例えば、2リットル入りのペットボトルが6本入ったケースや缶ビール24本入りのケースをラインに流していく仕事。

 

どこの倉庫の仕訳でも良くある仕事です。

 

通常なら午前中2時間くらい重い飲料関係を流したら、次はドライ商品で軽めのものを流して、午後からはトラックヤードに付いた荷物の運び入れの手伝い、その後片づけ等で終わりというパターンが多かったのですが、ここは違いました!

 

延々と飲料ばかり、重いものしかない現場なのです。

 

一日で、身体はバキバキに固まってマックスの筋肉痛になった事を思い出します。

 

別の現場で聞いた話ですが、この現場は知らないで来た人のうち、毎回のように昼頃には数人がギブアップして脱落していく事を聞きました。

 

怖い現場だと思ったと同時に、仕事を探すときの情報に詳しい事は書いてないんですよね、人気現場とかいいことしか書いてないので、行ってびっくりする事は多かったです。

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③コンビニ弁当製造工場(時給1000円交通費?)

 

この仕事は体力的にきついわけではありませんが、精神的にまいった現場でした。

 

白装束の様な衣装を、目の部分だけが空いてる状態で全身を包む。

 

衛生上の問題で、このような仕事着に着替えるのだろうが、気持ちが落ちてしまう仕事着でしたね!

 

このような仕事場には、大概のようにお局さん的存在の大叔母様が君臨してる事が多い。

 

やはり私が入職した現場にも、お局様が君臨されていました。

 

お局様は、口が悪いですね、とにかくやじったり、嫌味を言わせたら天下一品です。

 

派遣社員に気分悪く仕事をさせてくださる指揮官ですね!

 

実は、お局さまも同じ現場で長期で働く派遣社員の方らしいのですが、社員も口出しできないくらい確固たる立ち位置を確立されてました。

 

食べ物を製造する現場は、精神的に病んでしまうので1度きりにしました。

 

 

派遣社員の仕事を経験した時のまとめ

 

実際に経験した派遣の仕事についてお話してきましたが、単発で入る仕事現場は楽しく仕事の出来る環境では無かったです。

 

倉庫系の仕事は、社員自体が荒んでいる感じがしました。

 

食品製造現場の裏側は女の世界があって、なお且つ上下関係・派閥みたいなものが存在していて、人間関係が大変な現場だと感じました。

 

スキルが無い男性が収入を得るためには、肉体労働しかないことも痛感しました。

 

リーマンショックが来るまでは、贅沢三昧で生きてこられたのが一転して、アルバイトや派遣などを経験してわかった事が有ります。

 

10,000円を稼ぐ事がこんなに大変だという事を教えられたとともに、細かいことの積み重ねで頑張っていかないと、足元をすくわれる事も学びました。

 

リーマンショックの前までは、社長と言われて仕事をしてきた人間が、そんな事関係無しに20歳くらいの小僧に文句言われて仕事をする。

 

結構屈辱を味わったのを思い出します。

 

派遣で仕事をする様な状態に陥らないように、日々努力を続けないといけないなと思いだした日でした。

 

おわり